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DYNAMIC CHORD feat.[rêve parfait] V edition 香椎玲音、百瀬つむぎルート感想

一昔前のSho-Comi感(※個人的なイメージです)。バシエです。

昔ハマっていた「Starry☆Sky」ぶりにhoneybeeさんのゲームをやりたいと思っていたところ、タイミングよくVITAへの移植が発表されたこの作品。
レーベルが「honeybee black」なんですね。わざわざ別レーベルを立ち上げてのリリースということは、honeybeeさんぽい爽やかで心温まる甘い恋愛が楽しめる作品では…ない…?
プレイしてすぐに、「なるほど、確かにコレはスタスカの雰囲気と全然違う!」と納得することになりました。

ちなみにタイトルの「DYNAMIC CHORD」は、honeybee blackからリリースされるバンドをテーマにした乙女向け作品のことだそうです。作品の中では音楽事務所兼レコード制作会社である「DYNAMIC CHORD」(ダイナミックコード)に所属しているバンドの物語が描かれています。

今回のゲームに出てくるバンドは「rêve parfait」、通称「レヴァフェ」。
攻略キャラ4人全員ビジュアルが好みでキャストも文句なしに良かったため、迷わず手に取りました。手軽にサクッとプレイできるゲームを欲していたわたしのニーズに合っていたことも理由のひとつです。

キャラ別の感想を書く前に、公式サイトに書かれている物語のあらすじをご紹介しておきます。

高校2年生の主人公・上遠野理緒(※名前変更可能)には、幼なじみがいる。

同い年の香椎玲音とその兄・香椎亜貴。
しかし、玲音とは、ある事件がきっかけで疎遠になっていた。

ある日、亜貴の友達で、理緒の親しい先輩でもある久遠に連れられて、とあるスタジオへと向かうことに。
そこで、玲音と亜貴、そして久遠の3人がバンドを組んでいることを知る。
でも、そのバンドではベースが抜けたばかりで……。

メジャーデビューを目指す高校生バンドマン達と、アナタとの恋の行方は……?

※以下、ネタバレを含む感想になります。あくまでわたし個人の感想ですので、ご理解頂ける方のみお読みください。

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香椎玲音(CV.江口拓也)

DYNAMIC CHORD

最初に攻略したのは、ヒロイン・理緒の隣の家に住んでいた香椎兄弟の弟・玲音。
幼い頃からずっと一緒だったふたりですが、中学2年の夏、両親の離婚によって玲音が引っ越し、離れ離れになってしまいます。

実は、玲音と理緒は付き合っていたことがありました。
モテる玲音は女の子と適当に付き合っては別れるを繰り返し、泣かせてばかり。相手が自分の友人にまでおよんだことを見かねた理緒が、「わたしが彼女になる」と言い出したのがきっかけ。

しかし、両親の離婚と亜貴や理緒と離れてしまうことで精神状態が不安定だった玲音にキスをされ、驚いた理緒は彼を突き飛ばしてしまいます。
気まずくなったふたりはそのまま玲音が引っ越して以来、音信不通に…。

高校で再会し、理緒が玲音に話しかけるものの冷たく「話しかけるな」と言われてしまい、それっきり口をきくことはありませんでした。

2年生のクラス替えで同じクラスな上に隣の席になり、昔のように玲音と話したいと願う理緒は再び話しかけるものの、やっぱり冷たくあしらわれてしまいます。

ある日、玲音と亜貴、亜貴の親友の久遠がバンドを組んでいたと知ったことをきっかけに、玲音と理緒は少しずつ昔のような気安さで話せるようになっていきます。
玲音たちのバンド演奏を聴いた理緒が、「玲音の歌が好きだから、また聴けてうれしい」と涙ぐみながら喜ぶ様子がカワイイ。カワイイけど、玲音の歌が好きっていう話、ここで初めて聞いたよ?カワイイから許せばいいの?

しかし、玲音との距離が近付いたことで学校の女子から嫉妬をかってしまいます。
毎朝「王子様」と呼ばれる亜貴や久遠と登校し、玲音とは隣の席で、後にバンドに加入したつむぎからもちょっかいをかけられている。
メガネをかけていてスカート丈が長く、容姿の地味な理緒が、イケメンな彼らからそうやって特別扱いされることが許せないようです。
ノートを汚されたり罵声を浴びせられたり、あげくの果てに手を上げられたり…。
理緒はとてもいい子なので、嫌がらせの筆頭だったクラスの女子ふたりから謝罪を受けた後は、普通に仲良くなっていましたけどね。

ここまでの流れ、ゲームを始めてだいたい1~2時間くらいでしょうか。正直ずっとイライラしていました。

玲音に無視され続ける理緒を見ながら、「そこまでされて、話しかけようとしなくていいよ!アイツが勝手に拗らせてるだけだから、もうほっとけよ」と(笑)。
女子からの嫌がらせエピソードは、嫌がらせをする子たちだけではなく男どもにもムカつきましたね。「あんたたち、理緒ちゃんが大事ならもっとうまくやれよ!モテるなら女の嫉妬の恐ろしさとか!分かるでしょうよ!!」と(笑)。

その上、亜貴以外の攻略キャラクターは他の女の子と付き合っていますし、実際にイチャついたりデートをしている描写が出てきます。わたし自身はあまり気になりませんでしたが、地雷だという人もいるのではないでしょうか。

上記に書いた通り、疲弊する要素がたくさん散りばめられているので、共通ルートの時点で人を選ぶゲームだということが分かりました。だから「honeybee black」なんだな、きっと…。

肝心の玲音ルート感想ですが…手のかかる面倒くさい子でした。
個別ルートに入っても、イメチェンしてかわいくなった理緒に「ぶす」と冷たく当たるわ、作曲に熱中するあまり音信不通になるわ、自分が欲しい曲に辿り着けない苛立ちで理緒にヤツ当たりするわ…。

そんな彼を最終的には許せてしまう、何ならかわいく思えてしまうのは、最初から最後まで彼の中の基準は「理緒が一番大切」で、絶対にぶれないから。

玲音も理緒も「幼馴染じゃなかったら…」と悩んだこともあったけれど、「幼馴染だったからこそ」今のふたりの関係がある。
幼馴染設定の王道が「これでもか!」と詰め込まれている玲音ルートに、幼馴染好きなわたしがときめかないハズがないのであった…。

とっくの昔に相思相愛だったふたりの気持ちがやっと通じ合って、今までのふたりの関係を壊してしまったキスが、新たなふたりの関係を始めるキスになったEDを見て、心がじんわりと温かくなりました。想いが報われてよかったね、玲音…(涙)。

「付き合ってきた彼女はみんなお前の代わりだった」の一言は、うれしくないだろうから理緒本人に言わない方が良かったと思うけどね、玲音…(苦笑)。

玲音ルートのバッドENDは、理緒のもうひとりの幼なじみである成海と付き合うものでした。この成海ちゃん、完全に当て馬キャラとして描かれていましたが本当にいい子でね…。
玲音の情緒不安定さに振り回される中で成海ちゃんの存在に癒されていたわたしは、「理緒は成海と付き合った方が幸せになれるのでは?」と思わなくもなかったです。
けれど、理緒の心の中から玲音が消えないまま成海と付き合うこのEDを見て、やっぱり理緒にとっても玲音が運命の相手なんだなぁと思いました。

ふたりが付き合った後を描くアンコールシナリオは、自分を放置してピアノの練習と勉強に一生懸命な理緒に玲音がすねたり、卒業ライブに向けて頑張りすぎた玲音が体調を崩したり、玲音の誕生日を一緒に過ごして心も体も結ばれたり…。

玲音が意地っ張りで素直じゃないことと、理緒が我慢強くて頑張りなことで短い期間にすれ違ったりモメたりで、正直これからのふたりが心配になりました(苦笑)。
でも、小さい頃から玲音がどれだけ理緒を一途に想っていたかが分かったので、玲音のこの気持ちがあればふたりは大丈夫だとも思えました。

「お前が俺を捨てることはあっても、俺がお前を捨てることはない」
「理緒しか好きになれないようにできてる」

スペシャルシナリオの玲音のこのセリフ、幼馴染設定が大好きなわたしの心を鷲掴みにしてくれました。
ありがとうございました…(合掌)。

そういえば、アンコールシナリオのED1で「身も心もひとつになって」という描写がありましたが、テキストから読み取れなかったことが気になりました。何度読み返しても、玲音と理緒はそのまま眠ったようにしか取れなかったのですが…。CERO審査の関係で、PC版とVITA版は表現が違うのでしょうか。PC版をプレイしてってこと?

面倒くさくて手のかかる玲音でしたが、彼が理緒を想う気持ちは純愛そのもの。イラつく展開もありましたが、ときめきもしっかり与えてくれる幼馴染設定の王道ルートでした。

彼を一番に攻略してしまったばかりに、他キャラ攻略中も玲音の心情を思うと切なかったです。どのルートでも彼の一番は揺るぎなく理緒だったから。
もし玲音が、他のルートでももっと早く素直になって理緒と向き合っていたなら、必ず玲音ENDになるんじゃないかと思ってしまうくらいでした。間違いなくこのゲームのメインシナリオだったと思います。

えぐぅは高めの声でにぎやかなキャラを演じるイメージが強かったのですが、低めでちょっと抑えつつも子供っぽさが同居した今回の演技にドキドキさせて頂きました。
新しい江口拓也さんを発見できて、声ヲタ的にもときめいた玲音ルートでした(笑)。

百瀬つむぎ(CV.木村良平)

DYNAMIC CHORD

つむぎのベースを気に入った玲音たちがバンドに入って欲しいと勧誘するストーリー序盤、屋上で女の子とイチャつく以上のことをしていた問題児。
理緒にも見られてしまっていたけれど、後に付き合うことになってお互いに何とも思わなかったのだろうか…。

共通ルートにも関わらず、「あいつらのバンド、入ってやるよ。ただし!理緒が俺に、キスしてくれたらな」と理緒にふっかけてくる問題児。
この頃はまだ、メンバーでもないのにレヴァフェに入ってくれと熱心に頼む理緒に興味を惹かれつつも、からかう気持ちの方が強かったでしょうね。
玲音との過去を考えると、理緒にとってトラウマともいえるキスをあっさり奪ってしまったつむぎに対して、VITA画面の前でしょっぱい表情にならざるを得なかったです。「百瀬君にキスをされた事にショックを受けていたんだと気づいた」という理緒のモノローグがあったから、なおさら。

レヴァフェの問題児なつむぎと理緒の距離が近付くきっかけは、理緒が久遠につむぎの自主練を見張るように命じられたことでした。

実は音楽に対して真剣に取り組んでいること。メンバーとの練習をサボっていたのは、自宅でベースを弾くためだったこと。亡くなった兄のベースの音を、義姉と甥に聴かせるためだったこと。乱暴な言葉の裏にやさしさが隠れていること…。

自主練に付き合う中でつむぎの本当の姿を知り、心を許していく理緒。つむぎもまた、理緒と過ごす時間を心地良く感じ「付き合おう」と言い出します。
つむぎは理緒が好きだけど、それは「ラブ」ではなく「ライク」の感情で、だから「私たちが付き合うのはおかしい」という理緒に、「キスしちゃえば、そんなの気にならなくなるでしょ?」と言う始末。
真面目な理緒は「キスってそんなに簡単にするものじゃない」と言い聞かせます。

女の子にそんなことをいわれたのは初めてだったのでしょうね。拗ねたつむぎは理緒に強引にキスをし、泣かせてしまいます。
泣かれたことがショックだったのか、百合さんに叱られたことが効いたのか、理緒にとってキスは大切なものだと理解して、素直に謝ってくれましたけどね。
おまけに「本当に好きになった女の子としかキスしない」ことを約束させます。理緒、しっかりしてるね!

つむぎと理緒の距離が縮まる中、いよいよつむぎのトラウマが明らかに。
彼が抱えていたトラウマは、昔のバンドメンバーとの確執。つむぎは、親友の秋彦と女性ボーカル・芽衣とバンドを組んでいました。つむぎと芽衣は付き合っていましたが、なんと!秋彦と芽衣も付き合っていたのです。つまり、芽衣に二股をかけられていた、と。おまけに、秋彦はつむぎと芽衣が付き合っていたことを知っていたにも関わらず…。皮肉にも、当時のバンド名は『TRUST』でした。
彼女に、それ以上に親友に裏切られたことにショックを受けたつむぎ。追い打ちをかけるように敬愛する兄が亡くなり、荒れてしまった過去があったのです。

再開した元カノにヨリを戻したいと言われたことを親友に伝えたものの信じてもらえず、再び荒れたつむぎはレヴァフェを辞めると言い出します。
今のメンバーのことは信じたい、でも裏切られる日が来ることが怖い…。ふたつの感情の間で苦しんでいたのでしょう。

そんなつむぎに「絶対に裏切らない」と想いを伝える理緒。彼女に対する気持ちが溢れたつむぎは理緒と一線を越えてしまうのですが、正直微妙でした…。
ここで拒否する選択肢を選んだらバッドEND行きなんですけど…普通拒むよね。高校生で、ましてや理緒のような経験のない真面目な女の子がですよ?好意はあっても恋人ではない男が相手なんだよ?
つむぎを想って「コワイ」も「イヤ」もいえなかった、いわなかった理緒を想うと、何とも言えない気持ちになりました。

しかも、終わった後にいわれる言葉「ごめん」だからね。なんだそれ…(怒)!
共通ルートのキスの件といい、「玲音に告げ口してェ…!」と握り拳が震えたものです(笑)。

上記のエピソードが引っかかっていたので、つむぎがレヴァフェに戻って来て理緒とも気持ちを通じ合わせた後のエピソードで、彼が彼女を大切に想っている姿を見てやっと安心できました。

アンコールシナリオは、つむぎの義姉の百合さんや甥っ子のたくとくん、兄のひろとさんとの心温まるエピソードが多かったですね。
家庭環境が複雑なメンバーが多いレヴァフェですが、百瀬家は朗らかで温かくて仲が良く、つむぎが家族から愛されて育ったことが伺えます。だからこそ、つむぎは自然と「理緒と家族になりたい」と思えるのでしょうね。

週刊誌にふたりが撮られてからのすれ違いにはイライラしましたけど!レヴァフェに迷惑をかけまいとする理緒が頑な過ぎて…。メールや電話くらいしてあげてよ、話しかけられたら普通に話してあげてよ。つむぎは裏切られることがコワイ子なんだよ~!
ふたりの関係が元に戻って本当によかったです。

年下キャラは苦手なことが多いですが、異性に対する経験値が理緒よりはるかに上なこともあって、つむぎにはあまり年下っぽさを感じませんでした。
本人もそこは年上の彼女に勝てるところだと自覚しているので、付き合ってからも過去の女性経験を匂わす発言を無邪気にサラッと吐いてきます。思わず握った拳に力が入ったものです(笑)。
そのくせ、弟キャラを発揮してスルっと懐に入り込んで、かわいく甘えられたと思ったらセクシーボイスを繰り出してくるもんだから、ホントに、ホントにっ…(床を殴りながら)!

でもやっぱり、つむぎルートでも玲音のことが気になって仕方なかった。
ふたりが気まずくなったときは必ず玲音が間に入って背中を押したり、時にはつむぎを殴って(笑)発破をかけたりしてくれます。

つむぎルートの理緒はもちろんつむぎのことが大好きで、玲音への想いは幼なじみの粋を出ないけれど、玲音は理緒を想っていることがちょっとしたエピソードで分かりますよね。勘のいいつむぎは、もしかしたら玲音の気持ちに気づいているのではないでしょうか。
自信があるとはいっていましたが、自分が気づけない理緒の感情の機微に気づける玲音の存在は、兄のように慕う反面、複雑に感じることもあるかもしれませんね。この先、つむぎが理緒を傷つけるようなことがあれば、いつライバルに変わるかも分かりませんし。

久遠や亜貴に至っては、はっきりと玲音が理緒に好意を寄せていると知っていて、それでも…なのか…。
そう考えると、レヴァフェのシナリオは闇が深いですね(笑)。各ルート中のお互いの本音を覗いてみたい気持ちにかられます。

まとめ

レヴァフェのお子様ズ攻略感想でした。

攻略キャラに冷たくされたりモブ女子にいじめられたり、いきなりキスされたり元カノが出張ってきたり付き合う前に一線を越えたり…。
軽い気持ちでプレイすると、心がタコ殴りにされる可能性があります(笑)。

それでも、玲音と理緒、つむぎと理緒、それぞれのルートでふたりの心が近づく過程が描かれつつ乙女ゲームらしい甘いエピソードも盛り込まれており、バランスが取れた作品になっていると思いました。

続いてはお兄ちゃんズですね。お子様ズ以上に闇を抱えているとウワサのふたりなので、心の防御力を高めて挑みたいと思います(笑)。

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