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DYNAMIC CHORD feat.[rêve parfait] V edition 月野原久遠、香椎亜貴ルート感想

久遠と亜貴ルートを終えて、とんでもない闇を感じました。バシエです。

お兄ちゃんズはふたりの関係性がとにかく闇。玲音も含めて闇。そこに理緒ちゃんが入っても闇。救いはきっと、つむぎくんだけ。

※以下、ネタバレを含む感想になります。あくまでわたし個人の感想ですので、ご理解頂ける方のみお読みください。

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月野原久遠(CV.鳥海浩輔)

DYNAMIC CHORD

久遠ルートを終えた後、「ダメ男に依存されるって、きっとこういう感じなんだ…!」という謎の感動が残りました。

ストーリー序盤、理緒にとっての久遠は亜貴と共にお兄ちゃんのような存在です。久遠の理緒への感情も、適当に付き合っている女の子とは比べるまでもなく特別で大切な存在ではありますが、あくまで妹の域は出ていないように感じました。
…このままの関係でいてくれてもよかったんだよ(笑)?

久遠ルートは理緒ちゃんが恋している感が強かったですね。
背が高くてカッコ良くて優しい人気者の久遠先輩は、モテるための努力もされているようで?そんな彼が垣間見せる陰に惹かれて、自分が彼の拠り所になりたいと思うようになる理緒ちゃんに「あ~~~!正気を保って!?」と画面の外側から呼びかけましたが、わたしの願いはむなしくも通じませんでした(笑)。
※通じたら乙女ゲームとして成立しなくなる

久遠が抱えていたトラウマは元カノとの関係でしたね。
初めて付き合った彼女を好きなあまり激しく束縛→耐えかねた彼女が浮気→相手の男に暴力をふるい、彼女にも手をかけようとした
一度は別れたものの、罪悪感から彼女に逆らえず今も言いなりになっているという…。

玲音とつむぎの過去はハイハイと流してきたわたしも、さすがに中学生でこの修羅場はありえないんじゃないかと真顔で〇ボタンを連打しました。

亜貴は元カノを性悪女だと言わんばかりに罵っていたけれど…。相手に惚れたのは久遠だからな!女を見る目がないのは久遠だから!
妹の永久ちゃんにまで「お兄ちゃんは女を見る目がないんだと思ってました」といわれていて、申し訳ないけど爆笑した。「ホラやっぱりな!」って。ごめん、久遠。

元カノ・紗那は、主人公にとって腹が立つ女として描かれますが、彼女のいうことは正論でもあると感じました。

「自分の気持ちばかり押し付けるような久遠に、新しい恋愛なんて出来るわけないじゃない」
「私もあなたも、もう壊れちゃってるの。普通じゃないの!」
「どこまでも自分勝手で、卑怯で、傲慢で、ひどい人」

久遠と紗那が付き合っていたときのエピソードをぜひ知りたい。紗那の台詞から、彼女の性格が歪んだのは、久遠と付き合ったせいも大きいのではないかと思いました。

「久遠先輩が疲れたときの居場所になりたいです。だから、これからも私に甘えてください」

代議士の父と弁護士の母から期待を寄せられるばかりで甘やかしては貰えなかった久遠にとって、何よりも欲しい「自分を無条件に甘やかしてくれる場所」。
今まで切り捨てられなかった紗那をあっさりと捨てたのは、久遠が欲しかった「次の居場所」を理緒がくれたからじゃないの…?

「大切すぎるほど、大切な子だから。傷つけたくなかったんだ」

自分の重い感情をぶつけて理緒を傷付けるのが怖かったのと、久遠にとってもうひとりの大切な人・玲音の想い人である理緒には手を出さないと決めていたんでしょうね。
それでも彼女の好意が自分に向けられていると知ったら、手を伸ばさずにはいられないところがもう久遠…お前ってやつは…!(大の字になりながら)

久遠もモテるくせにちょいちょいデリカシーがない男でしたね。
理緒にメイクをしてあげるシーンで、「そのメイク道具、元カノのだよね?」と拳が震えた。「もしかしなくても、紗那風のメイクにしたんじゃないの?」と画面の向こう側に問いかけた。ホントにもう…コイツは…(怒)!

理緒と付き合うことになった後、あのメイク道具は捨てたんじゃなかろうか。紗那を切り捨てたときみたいに、あっさりと。そして、理緒のためのものを新しく買ったんだろうな。

メイクもそうだけど、理緒を褒めたりコーディネートしたり、自分の家に理緒のための化粧品を買って置いたり…。
こうやって付き合った相手を自分色に染めたいんでしょうね、久遠は。
相手を甘やかしたい、尽くしたい感情の根底に自分への見返りを無意識に求めていて、それが当然だと思っている人。

月野原久遠っていう男はホント…!ホントにさぁ…!(床を殴りながら)

アンコールシナリオやスペシャルシナリオでも、久遠のモノローグが不穏というかさっそく重さを発揮していて震えました。「理緒ちゃんに依存する気満々だなお前!」とツッコミを入れるしかなかったです。

鳥さんの久遠ボイス、とっても良かったです。
低音も素敵ですが、わたしはこういう感じの声のトーンが好みなのでうれしかった!おちゃらけてるときとセクシーに囁いてくれるときのギャップがたまらなくて、気づけばわたしも月野原久遠という沼に沈みかけていました…。

香椎亜貴(CV.広瀬裕也)

DYNAMIC CHORD

「王子様みたい」と称される亜貴。
彼は優しいけれど優しくない、自分の存在を卑下しながらも誰かの一番になることへの執着を止められない、まぎれもない「人間」でした。

最初に発売されたPCゲームでは、亜貴は攻略キャラではなかったようですね。そして、亜貴の想い人は久遠ではないかと言われていたそうで…。
久遠ルートでの亜貴の言動は、そう取られても仕方がない描かれ方ではありました。ただこれも、恋愛感情というよりは誰かの一番になることへの執着なんだよね、きっと。

個人的に乙女ゲームにボーイズラブ要素はいらないと思っているので、攻略キャラに昇格(?)してなかったことにして頂けたのは助かった。
亜貴ルートで「好きになっちゃいけない人」は理緒のことだったと分かりますが、説明にこじつけを感じなくもなかったので、最初はやっぱり久遠を想っているという設定で、だから攻略対象ではなかったのでしょう。

亜貴のトラウマは母親でしたね。玲音ばかりを大切にして自分は蔑ろにされてきたために、存在価値を認めてもらうことに異常にこだわるようになってしまった。
「僕なんて生まれてこない方がよかった」といいながらも、自分が大切にされることを諦められずに、母親に認めて欲しくて料理やピアノを頑張り、玲音や久遠を大切にして…。
でも結局母親の一番は玲音で、玲音には理緒、久遠には紗那という大切な人ができた。どんなに自分が大切にしてもその人の一番にはなれない、価値のない人間だという思い込みが付きまといます。

「玲音も久遠も、理緒や紗那がいたって亜貴ちゃんのことは大切に思ってるから、勝手に順番つけて落ち込まないで!」
わたしの画面の外からの叫びは、当然、亜貴に届くはずもなく…(笑)。

亜貴の心は本当に頑なで、理緒がぶち壊そうと何度突っ込んでいっても鉄壁の防御を貫くもんだから、わたしの心の方が先に折れそうでした。
「亜貴が好きだから、亜貴を知りたい」と内面に入ってこようとする理緒に亜貴が言ったセリフが痛かったです。

「僕さえいなければ、君は玲音と付き合って幸せになれたんだ」
「どうしてあのまま、玲音を好きでいなかったの?」
「玲音はまだ理緒ちゃんが好きなんだよ」
「その玲音を傷付けてまで、理緒ちゃんが僕を選ぶなんて、おかしいよ」
「僕にはそんな価値ないんだから、好きになるべきじゃないんだよ」

本当に亜貴をしばきたかった。理緒にも玲音にも失礼過ぎるわ…。代わりに理緒がしばいてくれたのでスカッとしました。

父親と母親の関係が壊れていくのを傍で見ていたから、理緒とは幼馴染のままでいたかったんでしょうね。何より、玲音が好きな理緒を好きになったことへの罪悪感もあったのでしょう。

それでも結局、亜貴は理緒の手を掴みました。彼女を大切にして、自分が大切にされることを望んだ。誰かの一番になる執着を捨てられなかった。亜貴のそういう人間ぽさというか強かさ、わたしは嫌いじゃないです。

「亜貴さんの世界は玲音君と理緒先輩、そしてお兄ちゃんだけでした」

亜貴を好きだった久遠の妹・永久ちゃんのセリフが印象的でした。
理緒は幼馴染として最初から亜貴の世界の内側にいたから、彼の恋人になれたんでしょうね。

アペンドストーリーはなんとびっくり!香椎父と理緒母が再婚することに。
香椎母は父に手を上げたりもする激しい性格だったみたいですし、理緒母のようにしっかり者だけど穏やかな女性に惹かれる気持ちは分からんでもなかったです。理緒父は病気で亡くなったのかな?お隣同士片親同士、お互いの支えにもなったでしょう。

理緒と家族になるという新しい絆ができることは、玲音にとっても悪いことではないように思えました。恋人ではなくとも、大切な理緒と一番近い存在になれるのだから。亜貴と理緒の幸せを願いながらも、彼女への気持ちは一生消えないだろうけど…。
亜貴は亜貴で、玲音に対してどこか罪悪感を抱きながらも、恋や愛を教えてくれる理緒の手を離すことはないのでしょう。
…やっぱり闇だったわ…。香椎兄弟の葛藤を想像してめちゃくちゃ萌えたけど、ゴメンね。

亜貴ルートは驚きの連続でしたが、バッドエンドは特に衝撃的でしたね。
亜貴に振られて落ち込む理緒には申し訳ないけど、男らしく再び告白してきた玲音にときめいた。理緒は悩みつつも、亜貴と同じぬくもりを持つ玲音を受け入れることに決めます。
亜貴とは疎遠になりますが、玲音と理緒の交際は順調そうです。

…が。なんとなんと!亜貴が事故に遭って亡くなってしまうのです!!ショックを受けた玲音は声が出なくなり、久遠は食事が喉を通らなくなって…。
「僕なんていない方がいい」わけがない、亜貴の存在の大きさを感じさせるバッドエンドでした。

亜貴の墓前で成海から「亜貴は理緒を好きだった」と聞かされて、「諦めなければよかった」と涙を流す理緒が印象的でした。
この後、動揺した理緒が玲音のプロポーズを断るようなことがあったら、今度は玲音まで死んでしまうんじゃないかと勝手に心配しました。香椎兄弟は本当に闇が深い。

アンコールシナリオでも亜貴の繊細さは健在ですが、理緒はもちろん、玲音も久遠もつむぎも亜貴を大切に想っていて、それが彼に伝わって良かったと思います。亜貴にはこれから、もっと恋人とメンバーを信じて、心を許して頼れるようになって欲しいですね。

亜貴役の広瀬さんは収録当時、現役高校生だったんですね!?亜貴ちゃんのイメージにぴったりなお声でよかったです~。他の作品でもお会いできるのが楽しみです!

まとめ

久遠と亜貴はやっぱり親友ですね。ふたりのルートを終えて、似ていると感じました。

お互いに大切な相手で「親友」なのは本当だけど、無意識にエゴを満たし合っていて…。久遠が望む居場所を亜貴が与え、久遠の親友として必要とされることが亜貴の欲求を満たしている。
そこに理緒ちゃんが入って来ても変わらないんですよね。久遠ルートでは彼の望む世界を与えてくれる人で、亜貴ルートでは彼が一番大切だといってくれる人。

お兄ちゃんズが想像以上に病んでいて、「純粋なハッピーエンドと言えないな、これは…」と頭を抱えましたが、こういうの嫌いじゃないです、わたし。玲音やつむぎとは別の意味で萌えました。

理緒ちゃんも一緒に闇に落ちて行くのか、それとも聖母パワーで全ての闇を浄化するのか…。この歪んだ関係の行く末をぜひ見てみたいですね。

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